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ひ っ そ り と

とっても偉大な動きのある映像なんか

 適当なお題を掲げたのは、いつもながらのバナー広告のお陰なのであった。



 立派な人生、素敵な恋愛、豊富なアクシデント、有り余る富。
 あなたにお気に入りの驚きは訪れましたか。
 主人公はあなた、観客は他人。
 かつてウォーホールの言った誰でも30秒だけ主人公になれる世界は、
 インターネッツの悪しきかつ良い効果を利用すれば、確実に手に入る。
 その先が炎上とか自滅とかどうなろうと、当局は関知しないので悪しからず。
 
 立派な職業を求めた人が、そこに就いた途端に息苦しくなって軽犯罪に手を染める、
 そんなありきたりの人生ゲームを体現するひとのなんと目立つことよ。
 出る釘が打たれる日本、未だにそうなのでしょうか。
 そして、素晴らしい才能が枯渇した今、わたしは日曜画家にすら成れない。
 
 あぁ、あの頃後輩がわたしの写実画を観たいと言ったのは皮肉ですか?
 そんなことはないよね。
 ただし技術に劣るわたしの修行の成果を見せたところで嘲笑うでしょうに。
 そこは題材の選択眼でおぉっと思わせなくちゃ。
 
 だがしかし、世間の人たちは、写実絵画を有難がる風潮。
 芸術を分かってないなぁ。写真でいいじゃんそれなら。
 例えるなら、FPSで現実世界を忠実に描写するだけの世界観は、
 ただリアルなだけで、そこに恣意的なゲーム的操作を持ち込まないのが素敵だと
 言うのならば、そんなの街中でドンパチ」サバイバルゲームやってろよって話。
 
 見えているこの世界をいかに料理するのかが、芸術の面白みなのにね。
 口語体を駆使するであろうラノベをわたしが毛嫌いするのもそこに理由がある。
 お約束で進む話の安心もわかるけれど、裏切られたいから読むミステリーの楽しさもある。
 裏の裏は表だけれども、平穏な生活の中で突然起きる殺人事件はショッキングで面白い。
 フィクションをとことん楽しませて欲しい。
 予定調和の恋愛小説や学園ノベルじゃ物足りないのよ。
 
 だから、軽薄だけでも飽きるし、メグレ物の深刻さだけでも疲れる。
 だから、たまには体を駆使する。時には頭脳疲労してしまう。
 どっちかだけでは駄目。
by derikayuki | 2013-07-13 22:25 | いわゆる詩
閉じられた収納箱に喩えられる団塊の世代ジュニアが醸し出す日常と非日常を稀に公開して後悔して消すという実験?!

by 鞍馬天狗(旧名は消しました)