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ひ っ そ り と

また消えた(自分のミス)

 ただいま(数日後にしれっと)。




 受信部をマウスと共用になっている、こわれた赤外線キーボードに触れたせいで、
さっきまで記入していた日記が消えた。自分のミスであるのは明白。よって、これを
「CIAの陰謀」「中華人民共和国のエージェントの操作のせい」などと他によるものと
責任を押し付けられないのであった。

 で、私の東京滞在はなんだったのか。重い荷物を背負っての運動だった。
 都庁は霧で展望もガッカリだった。恵比寿はお金持ちの街の気がした。
 写真美術館はモノクロームの写真にほっとした。
 安宿はコストパフォーマンスはよかった。気を遣うところはそれなりだった。
 
 荻窪は住んでみたくなるような街だと思った。自転車の多い、活気のある、並木と
商店とマンションや住宅が共存する、庶民的な雰囲気のある区域に感じた。
 片道20分強歩いてアニメーションミュージアムに着いた。企画展で見た、
天才バカボンのアニメが面白かった。第一話の冒頭のシーンで、東京都の実写が
効果的に使われていて、なかなか面白かった。
 アニメの仕組みを紹介する常設展示で、鏡を複数使ったものがあったが、それよりも
ただスリットを入れた筒を利用するほうが予算もかからないし良いと思った。

 新宿のカメラ屋さんの階段を下りたサテン(喫茶店)を探さなかった
(シーナリンゴ「浴室」より)のは気分。ジッポの油とか苦手だもんね。

 東京モード学園の斬新なコクーンビル(繭の意味)の外観に驚いたり、まさに田舎者
である自分を満喫できた。

 最初にも書いたが、重い荷物を背負っての運動だったので、あまり食欲もなく、
金持ちには優しい街、お金さえ出せば美味しいものは幾らでも売っている東京だ。
 長距離移動で疲れ果てたので、まぁあまりあちこちには行かなかった。
初日の雨でくたびれた。天気は大事。
by derikayuki | 2014-07-11 14:40
閉じられた収納箱に喩えられる団塊の世代ジュニアが醸し出す日常と非日常を稀に公開して後悔して消すという実験?!

by 鞍馬天狗(旧名は消しました)