2006年 07月 09日
うそ日記
彼女は夢野久作の生まれ変わりなのだという。
これから一生かけて立派な推理小説を書くのだそうな。
「創作活動に横槍を入れられたくないのだ。だから、私は、
昔のように自費出版するだろう。本当に自分を納得
させられないものは、如何なる理由があろうとも発表する
ことは出来ない。それだけは出来ないのだ」
彼女の意思はハッキリしている。
その姿勢は羨ましくさえある。
何故そう思うのか。
僕はヘタレだから、たとえば小説をコツコツと書いて完成
させるなんて、滅多に出来ない。書き出しの数百字で、放り
投げた原稿は数え切れないのだ。
そんな僕だから、パソコンを買い、インターネットを始める
と、ブログという便利なものに飛びついてしまった。ブログを
使えば、面倒なホームページ制作の手間を省いて、世界中
の人に自分の作品を読んでもらうことだってできる。
だから、つい、自分ブログを作ってしまったのだ。そして、
あろうことか、僕はじぶん思うにも拙い掌編小説を、とある
ブログに発表してしまったのである。
一度インターネットの世界に発表してしまえば、その文章
は、公けに発表したこととなる。
手軽に出来ることであるけれども、このことは重要だ。
ああ。僕はどうしてあんな醜い文を書いてしまったのだろう。
とりあえず出来ることといえば、それらの文章を引っ込める、
それしかないだろう。
これから一生かけて立派な推理小説を書くのだそうな。
「創作活動に横槍を入れられたくないのだ。だから、私は、
昔のように自費出版するだろう。本当に自分を納得
させられないものは、如何なる理由があろうとも発表する
ことは出来ない。それだけは出来ないのだ」
彼女の意思はハッキリしている。
その姿勢は羨ましくさえある。
何故そう思うのか。
僕はヘタレだから、たとえば小説をコツコツと書いて完成
させるなんて、滅多に出来ない。書き出しの数百字で、放り
投げた原稿は数え切れないのだ。
そんな僕だから、パソコンを買い、インターネットを始める
と、ブログという便利なものに飛びついてしまった。ブログを
使えば、面倒なホームページ制作の手間を省いて、世界中
の人に自分の作品を読んでもらうことだってできる。
だから、つい、自分ブログを作ってしまったのだ。そして、
あろうことか、僕はじぶん思うにも拙い掌編小説を、とある
ブログに発表してしまったのである。
一度インターネットの世界に発表してしまえば、その文章
は、公けに発表したこととなる。
手軽に出来ることであるけれども、このことは重要だ。
ああ。僕はどうしてあんな醜い文を書いてしまったのだろう。
とりあえず出来ることといえば、それらの文章を引っ込める、
それしかないだろう。
by derikayuki
| 2006-07-09 16:30